無宿人別帳 (文春文庫)



無宿人別帳 (文春文庫)
無宿人別帳 (文春文庫)

ジャンル:歴史,日本史,西洋史,世界史
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今ごろの江戸時代古文漢文のお勉強

「逃亡」と松本清張の同じく江戸時代に様々な苦境を飲んだと言われている無宿人と呼ばれている人たちを綴った短編集。ただ書かれている其々の無宿人たちの時代の中での苦しい状況を垣間見ると言うより、江戸時代に研究されているでしょう分からないよと嘆きたくなるような監獄の仕来りとかの慣習の詳しい描写やまるで舞台をみているがごとき其の時代特有の古文を読んでいるがごとき目が回りそうな台詞回しには参りました。出ている無宿人とかの惨状をみていてもまるで「逃亡」の縮図を読んでいるがごときその「逃亡」でも源次が置かれた状況と無宿人の惨状が同じ時代の中で描いていますから当然なんでしょうが悪徳警官のごときのごとき目明かし仁蔵の「町の島帰り」牢獄から抜け出すために火事を利用してい!!く「赤猫」や重なっているような感じがしました。ただいい加減なお役人が出てくる「流人騒ぎ」は何か其のいい加減なお役所体質が現在でも殆ど変わっていないのは何とも言えず興味深かったです。短編だから仕方ないとはいえ読み進んでどうなるのかなと思ったら終わり、って箍をはずされるような気分に陥ってしまいました。分からなくて迷うような気に陥りまくりの時代風俗の細かい描写に古文・漢文を読んでいるがごとき其の時代特有の台詞回しにはホトホト参りましたが、長編小説「逃亡」の縮図版のごときこんな無宿人たちがいたんだと其の惨状にいまと変わらぬお役所体質とともに成る程と頷くばかりで、いい勉強になったと思います。



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